農学部 生物資源環境学科 生物資源生産科学コース 生物生産環境工学分野
大学院生物資源環境科学府 環境農学専攻 生産環境科学教育コース
What's new
2018年7月1日から研究室は伊都キャンパスウエスト5号館に移転しました.
2023.10. 2:「スタッフ・学生」「研究業績」のページを更新しました.
2023. 9. 7:「研究業績」のページを更新しました.
2023. 3.31:「スタッフ・学生」「学位論文」のページを更新しました.
2022.12. 5:「研究業績」のページを更新しました.
2022.11. 7:「研究業績」のページを更新しました.
2021.10.22:トップページの研究室概要を修正し,研究室で描いている農業農村地域のイメージ図を載せました.
2020年度オープンキャンパスの際に作成した研究室紹介動画はこちらからご視聴いただけます.
https://www.youtube.com/watch?v=X4iVkDvVQYE&t=4s
「灌漑」は,農作物の生育に最適な土壌水分状態をコントロールするために行われ,大きく「水田灌漑」と「畑地灌漑」に分けられます.「水田灌漑」では,栽培時期や年による気象条件(特に降雨)によって用水需給が変化するため,それに対応して適切に用水を供給することが求められます.
特に水田は取水量が大きいため,水田地域での水管理は流域全体の水循環にも影響します.「畑地灌漑」では,灌漑水量は水田灌漑ほど多くはありませんが,過剰な給水は減収(湿害)を引き起こします.
特に,近年では農地の汎用化(水田だった農地を畑としても利用できるようにすること)が進められており,もともと排水がよくない水田を畑として利用する際,排水性の確保が大きな課題となっています. このように農業において灌漑と排水は表裏一体です.本研究室では,水田作,畑作に適した圃場の水分状態を確保するために必要な知見,技術を「灌漑」「圃場排水」の両面から研究しています. また,農業はその周辺に存在する集落,気象,河川,生物などの諸環境にも大きな影響を及ぼします.特に農業で利用される「水資源量」や生産される「バイオマス量」は膨大であり, 現在ならびに将来の環境を考える上で,これらを効率的かつ有効に利用することが重要な視点です. 本研究室では,農業に関係する大量の水資源とバイオマスを有効に活用する方策を提案するため,「農業の多面的機能」と「バイオマス」についても研究を実施しています. そして,当研究室では研究を研究で終わらせるのではなく,将来の日本の農業農村地域の形をデザインし,提案し,実現することを目指しています.下の絵は,2021年時点で私たちが思い描いている農業農村地域の未来図です(絵をクリックすると拡大した絵がみられます.どの点にオリジナリティがあるか興味がある人は,直接聞きに来てください). 当研究室では幅広い研究テーマを実施し,各テーマで得られた成果をこの絵に落とし込むことで,農業農村地域全体の未来像を発信していきたいと考えています.現在起きている課題や将来起こりうる課題を考慮しながら,この絵を少しずつ描き変えていく,そのような研究を進めています. |
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